病院では、レントゲンを使った検査が可能です。レントゲン検査をすることで、骨折や骨のヒビといった大きなケガを見つけることができます。
しかし、骨の異常しか判断基準がないので、骨格の歪みや筋肉や神経の異常などは考慮されません。これでは、ケガの根本原因を特定できていないことになります。
投薬や湿布などの治療も行いますが、それは鎮痛効果しかありません。

整骨院では、レントゲン検査や投薬治療は行うことができません。しかし、患者さんの体を触診し、ケガの根本的な原因を特定。その上で、熟練の手技や鍼灸、電気治療器などを駆使し、根本レベルからの治療を行います。

整形外科では、レントゲンによる骨の検査ができます。骨折や骨のヒビなどの大きなケガは、整形外科に通院します。

整骨院では、骨盤などの骨格の歪みを手技で矯正することで、全身のバランスを整え、筋肉や神経のトラブルを和らげることで、痛みを取り去る根本的な治療が可能です。
ぎっくり腰やむち打ち症、腰痛、首痛など日常生活に支障があるケガや痛みは、整骨院で治療できます。

治療を続けるということは、昨日よりも今日の状態をよくしていくため。
ただし、その日の体調や患部の状況によって、必ずしも常に前進が見られるわけではありません。
また、「昨日は家の中でつまずいてしまった」など、いろいろアクシデントもあるものです。
そうしたことから、僕は患者さんのお顔を見て、日々の状況や変化をお聞きすることを大事にしています。

「毎晩、痛くて寝られない」
「もう1カ月も病院に通ったけど曲がらない」
「後遺症と言われたけど、本当に治らないの？」

これらの疑問や悩みの後ろに続く「何とかならないですか」という言葉。
患者さんの「治したい」気持ちがあれば、道はあると感じています。
「何とかならないですか」は、「何とかして治したい」気持ちを、僕たちに伝える言葉なのだと考えています。